天どん師匠の「らくだ」

昨日、清瀬市のけやきホールであった三遊亭天どんさん真打ち昇進会。
行きたかったのですが、仕事で時間がとれませんでした。
参加した知り合いから「天どんさんの”たらちね”が最高でした」とメールがきました。
聞きたかったなあ。
三遊亭吉窓師匠と三遊亭天どんさんの会を5年前から開催しています。
年二回の会で次回は、11月(多分3日)を予定しています。
新作落語で名を馳せる師匠ですが、この二人会ではどちらかというと古典落語を多くかけます。
なかでも昨年5月の「らくだ」は話しにでてくる人物と師匠の芸風が重なり、出色の出来だったと思います。
個人的に大笑いできる落語は、話しのなかに「ナンセンスさ」を感じる時です。
*「遠くにあっても、そばまんじゅう」みたいな。
ビデオで米朝師匠と談志師匠のものを聞いていますが、すくなくとも、ライブであったせいか天どん師匠の「らくだ」のほうが遥かに面白かった。
天どん師匠の「らくだ」は、完全にばかばかしくナンセンスな話になっていました。
大笑いしていたので、どこが面白かったのかも記憶にありません。
でも、最初から面白かったわけではありません。登場人物の立場が逆転した辺りからドライヴがかかり、死体を背負っていく歩くところはナンセンスさが最高潮に達して、映画を見ているかのように場面が浮かびました。
落語ファンそれぞれに、忘れられない高座があると思います。
2013年5月5日の天どん師匠の「らくだ」こそ、私にとって忘れられない高座です。

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