2月11日の福袋演芸場(旗日限定午前中千円のおとくな落語協会二つ目落語会)を見に池袋演芸場にいってきました。演目は、王子の狐(三遊亭時松)、健康診断に行こう!(川柳つくし)、辰巳の辻占(金原亭小駒)、蒟蒻問答(古今亭ちよりん)も4つ。
王子の狐は、2月5日の「吉窓・天どん落語会」で、吉窓師匠がやったのをきいたばかり。吉窓さんの狐は愛嬌のある娘風だったが、時松さんの狐はどうもバーのママさんを思わせる。面白かったです。つくしさんの落語は2度目。新作だけど、どこかの区役所から頼まれて作ったような新作落語に思えたけれど、さすがに完成度が高く、楽しい。立巳の辻占は初めてきいた。男と女の騙し合いの話。前振りにやや共感できない内容があって、あまり笑えずに終了。最後はちよりんさん。初めて聞く。しかし、そもそも話をきちんと覚えていないみたい。どうやってリカヴァリーするだろうと思っていたが、本人もできの悪さを意識してしまったのか、声が小さくなり、肝心の問答の所へくると完全に躍動感喪失。なにか体調でも悪かったのか。落語家に見えなかったなぁ。
2月5日、第3回の「吉窓・天どん二人会」。2回までは「てんまど落語会」となのっていましたが、「天窓」から小学生が「落」ちて 亡くなる事故一昨年、昨年と耳にして、なんとなく縁起が悪く感じて、冒頭の名前にした。効果は抜群。お客さんが1.5倍に増えた。
今回のテーマは「お酒の上の事」。今回も吉窓さん、天どんさんそれぞれ2席づつ。
最初が天どんさんが「お見立て」と「棒鱈」、吉窓さんは「王子の狐」と「長屋の花見」。棒鱈は、落語家の個性が素直にでる話だと思う。天どんさんの個性が十分でて楽しい高座でした。王子の狐は落語ならではのとぼけた話で童話をよんでるような気になりました。長屋の花見は吉窓さんがトリで書けました。本寸法の語りで、長屋の連中のにぎやかさにつられる一足早い花見をしたような気持ちになりました。落語会全体としては、形が整った感じ。お二人の呼吸もあい、お客さんにもこの会の雰囲気作り参加してもらったような感じです。
1月15日は自分の地元で「花久の里の落語会」。花久の里の落語会今日の演目:金明竹(名古屋版)ー玉々丈、権助提灯、時そばー菊六、天どんー子別れ、初天神 。正直入りが悪かった。落語会そのものはレベルが高く、充実の限りでしたが、主宰者の力量不足をかんじた落語会でした。次回は未定。
あーあ、私は事後報告がへたですねぇ。このブログを読んで頂く方に、落語会にきたくなるように書きたいのですが、なかなか、難しい。